また植物についても、コシアブラとタラノメの見分け方を聞いたり、ササのタケノコ(新芽)をかじったり、歯磨き粉のような味がするタムシバの葉を噛んだり。同じように見えがちな植物のひとつひとつの個性を知って、自然と仲良くなる方法を少しでも掴んでいただけたことでしょう。
カエデやカキドオシ、カタクリ、ヨモギなどを採取して作った天ぷらは、大人はもちろん子どもたちにも大好評でした。
難しいもの、時に恐ろしいものと捉えがちな「自然」ですが、木々や鳥・動物の名前を覚えたり、土の湿り具合や風の通り道などに目を向けたりできると、おぼろげながらその土地の「自然のルール」「しきたり」が感じられるようになり、自然の中での自分の居場所ができてくるそう。
自然を知ること、それこそが自然の中で過ごす醍醐味。参加者の皆さんに、今回のツアーをきっかけにそのような楽しみを知っていただけたら嬉しく思います。
また、野生動物も植物も、皆知恵を絞って生きています。その知恵は、現代を生きる私たちが見習うべきものも少なくありません。
根の上高原の自然を通じて、一人でも多くの方々が大切な学びを得てくださることを願っています。
次回のFun&Joy Dayは
8月11日(木)9:30~12:30